もっちりふわふわのシフォンケーキはみんな大好きですよね。
家庭でもシンプルな材料で作ることができることから手作りお菓子の定番となっています。
しかしシンプルなお菓子だからこそ奥が深いもの。
シフォンケーキの失敗として「膨らまない」ことがよくありますが、もしかして油のせいかも…。
そこで今回は
- シフォンケーキが膨らまない理由は油?
- シフォンケーキを上手に膨らませるポイント
2つについてまとめました。
シフォンケーキが膨らまない理由は油?

シフォンケーキでよくある失敗が膨らまないこと。
「同じ作り方をしたのに、前回は膨らんで今回は膨らまなかった」ということがあればもしかして油のせいかもしれません。
シフォンケーキは使う油によって膨らまないことがあるのです。
一般的なシフォンケーキの材料を見てみましょう。
- 薄力粉
- 砂糖
- 卵
- サラダ油
- 水
注目すべきはサラダ油です。
お菓子作りに使う油脂はバターが主流ですが、シフォンケーキはなぜサラダ油なのでしょうか。
その理由はシフォンケーキをふわふわとした食感にするため。
サラダ油はバターよりサラサラとした液体状のため、生地にまんべんなく油脂をいきわたらせることができます。
また小麦粉に含まれるグルテンを滑らかにして生地の伸びをよくします。
サラダ油ですが、スーパーに行くといろいろな種類のものが売られていますよね。
気を付けてほしいポイントは、原材料名の欄に乳化剤がある油は使わないということ。
乳化剤の入った油を使うと卵黄と合わせたときはいいのですが、卵白のメレンゲと合わせた途端にメレンゲをサラサラにしてしまいます。
乳化剤が卵の気泡を消してしまうため、せっかく作ったメレンゲも台無しに…。
同じサラダ油なのに、生地の伸びをよくしてくれるどころかしぼませてしまうなんて怖いですね^^;
乳化剤の入っていない油なら
- サラダ油
- 太白ごま油
- オリーブオイル
などでもシフォンケーキをおいしく作ることができますよ♪
太白ごま油やオリーブオイルは一見においがつきそうですが、焼きあがるとそうでもありません。
普通のごま油は絶対やめてくださいね(ごまの香りでシフォンケーキが中華っぽくなっちゃいます・・・^^;)
シフォンケーキを上手に膨らませるポイント

使う油に気を付けたら、シフォンケーキを作りましょう!
上手に膨らませるポイントは4つ。
- オーブンの余熱をしっかりする
- メレンゲはしっかり固めに泡立てる
- 卵黄生地とメレンゲはしっかり混ぜ合わせる
- 焼けたシフォンケーキは型ごと逆さにして冷ます
1つ1つはちょっとしたコツですが、どれもシフォンケーキの焼き上がりに大きく左右します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
オーブンの余熱をしっかりする
お菓子作りにおいてオーブンの予熱はとても大事です。
余熱をしておくことでオーブンの庫内の温度を均一に温めて焼きムラを防ぎます。
メレンゲはしっかり固めに泡立てる
のちに卵黄生地と混ぜ合わせるときにメレンゲがつぶれてしまわないようにしっかり固めに泡立てます。
固さの目安は、ミキサーを上に持ち上げたときにメレンゲがしっかり立って先が少しお辞儀するくらい。
最後に低速でミキサーを回して、メレンゲのキメを整えることも忘れずに!
卵黄生地とメレンゲはしっかり混ぜ合わせる

卵黄生地とメレンゲを混ぜ合わせるときに、メレンゲがつぶれてしまわないようにと生地の混ぜ合わせが不十分になることがあります。
最初に少しのメレンゲと卵黄生地を合わせたらしっかりホイッパーで混ぜることがポイント。
こうすることで、メレンゲと卵黄生地が馴染んでこの後にいれるメレンゲも合わせやすくなります。
しっかり丁寧に混ぜて、カスタードクリームくらいの固さの生地を目指しましょう。
先ほどしっかりメレンゲを泡立てておけば、そう簡単にメレンゲの泡がつぶれることもありません。
焼けたシフォンケーキは型ごと逆さにして冷ます

型ごと逆さまにすることで、生地が縮むことなく冷ますことができます。
重力で下に引っ張られるのでふわふわとした生地のままに。
マグカップの底に置いたり、空き瓶などに差して冷ますといいですよ!
シフォンケーキが膨らまない!失敗した私がリメイクで美味しく食べた話
シフォンケーキ、なめてました
作る前から「これは絶対いける」と思っていました。レシピを見ながら材料を揃えて、休日の午後に意気込んでキッチンに立ったのに、出てきたのはぺちゃんこのケーキ。
正直、最初は笑えませんでした。
でも同じ経験をした人、絶対いますよね。この記事はそういう人に向けて書いています。なぜ膨らまなかったのか、そしてその後どうやってリメイクしたのか、実際にやったことをそのまま書きます。
なぜ膨らまなかったのか、後から気づいたこと
メレンゲが全然足りていなかった
一番の原因はこれだと思っています。
泡立てている途中で「もうこのくらいでいいか」と止めてしまったんです。ボウルを傾けてもトロっと流れる状態のメレンゲ。あとで調べたら、これは「全然ダメな状態」でした。
シフォンケーキはメレンゲの気泡が膨らむ力の源なので、ここで妥協すると本当にどうにもなりません。逆さにしてもびくともしないくらい、しっかり泡立てる必要があります。当時の私には、その感覚がまったくわかっていませんでした。
混ぜ方が完全に間違っていた
メレンゲと卵黄生地を合わせるとき、「ちゃんと混ざってほしい」という気持ちから、グルグルとかき混ぜてしまいました。
これもアウトでした。
せっかく立てた気泡を自分でつぶしていたわけです。本当は泡を残すように、下からすくって折りたたむイメージで混ぜないといけない。動画で見るとわかりやすいのですが、文字だけ読んでいた当時はまったく意識できていませんでした。
オーブンを途中で開けた
これは完全にやらかしました。
「どのくらい膨らんでるかな」と気になってオーブンのドアを途中で開けてしまったんです。その瞬間、ふわっと膨らんでいた生地が目に見えてしぼんでいきました。あの光景、今でも覚えています。
温度が急に下がると生地が耐えられないみたいで、一度しぼむともう戻りません。開けたくても、焼き上がるまでは絶対に我慢が必要です。
失敗作をどうリメイクしたか
捨てるのはもったいないし、そのまま食べるのも悲しいので、いくつかリメイクを試しました。
ラスクにしたら意外と好評だった
薄くスライスしてトースターで焼いただけです。バターを少し塗って焼いたら、サクサクしたラスクになりました。失敗作を出したのに「これ美味しい」と言われたのはちょっと複雑な気持ちでしたが、素直に嬉しかったです。
シナモンシュガーをふったバージョンも作りました。こっちのほうが好きかもしれない。
グラスデザートにして誤魔化した
崩したシフォンケーキ、生クリーム、いちごをグラスに重ねただけのトライフルです。見た目がそれっぽくなるので、失敗した感じが全然しない。
密度が高くなっているケーキでも、生クリームと合わさるとしっとりして気にならなくなります。むしろこれ目的で失敗してもいいかもと思ったくらいです。
フレンチトースト風にした
卵、牛乳、砂糖を混ぜた液に浸して焼きました。ふわふわ感はないけど、しっかり染み込んでリッチな味になります。バニラアイスを横に置いたら立派なデザートになりました。家族には普通に「美味しい」と言われました。
次に作るときに意識したいこと
| 工程 | 私がやった失敗 | 正しいやり方 |
|---|---|---|
| メレンゲ | 途中で泡立てをやめた | 逆さにしても落ちるまで泡立てる |
| 生地を合わせる | グルグルかき混ぜた | 切るように折り込む |
| 焼き方 | 途中でオーブンを開けた | 焼き上がるまで開けない |
| 冷まし方 | すぐ型から外した | 逆さにして完全に冷ます |
まとめ
シフォンケーキが膨らまない理由は、だいたいメレンゲか混ぜ方か焼き方のどれかです。少なくとも私の失敗はそうでした。
ただ、失敗しても食べる方法はあります。ラスクにしてもグラスデザートにしても、十分おいしく食べられました。
次こそふわふわのシフォンケーキを作りたいと思っています。まだリベンジできていないので、近いうちにまた挑戦するつもりです。うまくいったらまた書きます。